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8年間の努力の結集—世界消化器病学会を終つて—川島クリニック第3回世界消化器病学会長・川島震一氏に聞く
所沢
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1本誌
pp.230-231
発行日 1967年2月10日
Published Date 1967/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201670
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世界の学者を注目させた日本のレベル
所沢 まず最初に,第3回世界消化器病学会の成果についてお伺いいたしたいと存じます。日本の学問のレベルについても,また学会そのものについても,たいへん評価の高かつた,立派な学会であつたと伺つておりますが。
川島 日本の消化器病研究者の層の厚さ(学会員4,300人)にまず驚いたようです。会員のうち500人は各大学の現役人として,内外に優秀な研究を発表していますし,研究のレベルも非常に高くなってきています。4年前西ドイツのミュンヘンで,日本での国際学会開催が決まつてから,実際には8年前に,日本で国際学会を希望したときから準備にとりかかりました。春秋の学会の折に,この国際学会をめざして発表その他の練習をしてきました。また,奥さん方が婦人委員会を組織し,各地区で積極的に学会の接待を行ない,今回にそなえました。
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