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健保連の医療保険改善案
pp.1176
発行日 1966年8月10日
Published Date 1966/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201435
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健康保険組合連合会(会長 安田彦四郎氏)はさる5月28日,「医療保険制度に対する基本的考え方」を発表した。これは,医療保険の給付を平均9割とする,軽症患者の費用は自己負担とする,社会的な原因による医療に対する公費負担を増額する,医療機関の体系的整備を推進する,などの方針をうちだしたもので,医療保険制度の抜本的な改正をはかるために,臨時医療保険審議会の設置などが考慮されているおりから,今後の政府による医療保険制度の再検討に,かなりの影響をおよぼすのではないかと考えられている。この報告は,第1医療保険の体系,第2医療保障に対する国の責任,第3医療保険と自治管理,第4保険医療の改善,第5行政機構の整備,からなつているが,そのうちおもなものを紹介するとつぎのとおりである。
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