今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する
循環器疾患が疑われたときの診断の進め方
【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】
循環器救急を胸部X線写真でどこまで読めるか
星 俊子
1
1埼玉県立循環器・呼吸器病センター放射線科
pp.620-624
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103297
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ポイント
●循環器救急疾患は胸部X線写真で診断がつくものは稀だが,他疾患の否定や心不全の経過観察など有用性は高い.
●急性の呼吸困難患者で肺野に陰影を認めないときは,急性肺血栓塞栓症を疑う.
●気胸は,胸痛を訴える疾患のうち,胸部X線写真で診断がつく重要な疾患.
●左心不全では肺静脈圧の上昇に従って,肺うっ血・間質性肺水腫・肺胞性肺水腫の順に所見が出現する.
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