今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
しびれ・痛み診療の実践
免疫性ニューロパチーによるしびれ・痛みをどう診るか
桑原 聡
1
1千葉大学大学院医学研究院神経内科学
pp.286-288
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103224
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●Guillain-Barré症候群は脱髄型と軸索型に分類され,軸索型では感覚異常を伴わない.
●免疫性ニューロパチーでは神経根に病変が好発し,根性疼痛が問題になる場合がある.
●しびれ・痛みが主要症状となる免疫性純粋感覚性ニューロパチーが存在する.
●亜急性感覚性ニューロパチーは肺小細胞癌の遠隔効果によることが多く,腫瘍の発見に先行する場合がある.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.