今月の主題 循環器薬の使い方 2006
病態に応じた循環器薬の使い方
利尿薬
心不全における使い方
後藤 葉一
1
1国立循環器病センター心臓血管内科
pp.1534-1537
発行日 2006年9月10日
Published Date 2006/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101688
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ポイント
急性心不全では,フロセミドのボーラス静注を第一選択とし,無効の場合は持続静注とする.
慢性心不全では,利尿薬はACE阻害薬やβ遮断薬と併用し,体液貯留や血管内脱水に注意して至適投与量を決定する.
スピロノラクトンは,高齢者への投与やACE阻害薬やARBとの併用で高K血症のリスクが増大するので,注意が必要である.
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