今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方
気道感染症治療のポイント
低用量マクロライド療法などによる慢性下気道感染症のコントロールの実際―Q“慢性の咳,痰に苦しむ患者,あるいは上気道感染の経過が長引く患者の治療・管理の実際は?”
徳田 均
1
1社会保険中央総合病院
pp.1723-1725
発行日 2005年10月10日
Published Date 2005/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100302
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ポイント
慢性気道感染症(気管支拡張症)で,咳,痰,反復する急性増悪に苦しむ例に対しては,マクロライドの少量・長期投与が有効である.
軽症の急性増悪にはニューキノロンの経口薬,重症の増悪には入院のうえで第3世代以降のセフェム,カルバペネムなどを使用する.
上気道炎後の慢性の咳に悩まされる患者の中に,軽症の気管支拡張症が隠れていることが多い.胸部単純X線側面写真あるいはCTで確認できる.短期間の抗菌薬の投与で愁訴を解消することができる.
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