連載 都道府県医師会の公衆衛生活動
新潟県医師会における公衆衛生活動—県成人病予防協会を中心として
丸山 正義
1
1新潟県医師会
pp.369-371
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901485
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新潟県は人口250万人,南北330kmにわたる海岸線,全面の62%が山間部であり,上越新幹線,関越・北陸自動車道の完成により以前よりは活性化されたものの相変わらずの農業県である.当県医師会は故武見太郎日本医師会会長の出身県でもあり,地域保健医療活動は学術活動と並び医師会活動の中心を占め,各郡市医師会とともに歩んで来た.昭和30年後半より,日本医師会の提唱する地域医師会活動の中心となる医師会検査センターの設立とともに,県レベルの公衆衛生活動の基盤が確立された.
また昭和42年3月脳卒中,がんなどの成人病予防のため,県と県医師会との共同による「財団法人新潟県成人病予防協会」が設立された(以下予防協会と略称).
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