連載 地域口腔保健—歯科医師会の実績
在宅寝たきり訪問歯科診療事業—熊本県歯科医師会
伊東 隆利
1
1熊本県歯科医師会
pp.558-559
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901323
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2025年の要介護老人は270万人と予想され,各界において高齢社会の対応が模索されている.こうした高齢社会への歯科界の対応として在宅訪問歯科診療が大きくとりあげられている.しかしながら対象とする人々が何らかの病気を持っていることが多く,歯科医療の推進にあたって多くの問題が浮かび上がっている.私は熊本市と熊本市歯科医師会(中根俊吾会長)で行っている在宅寝たきり老人など歯科保健推進事業に委員として携わった経験,また熊本県と熊本県歯科医師会(鬼塚義行会長)で現在取り組んでいる在宅寝たきり老人訪問歯科診療支援事業に担当常務としてタッチしている経験と,一会員として私の歯科医院で行っている在宅歯科診療の経験と,タイプの異なった3つの在宅歯科診療について報告し,問題点について言及したい.
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