進展する地域医師会の公衆衛生活動 老人保健施設の運営—能代市山本郡医師会・1
老人保健施設開設への経緯
小西 重夫
1
,
田中 武
2
1能代市山本郡医師会
2能代市山本郡医師会立老人保健施設友楽苑
pp.668-669
発行日 1994年9月15日
Published Date 1994/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901118
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東京から田中事務長に電話すると,「奥羽線の東能代駅からタクシーに乗り,医師会病院と言えばすぐわかります.10分ほどで着きますよ」との返事.その言葉のとおり奥羽線の東能代駅でタクシーに乗ると,車は市街地とは反対の小高い丘に向けて水田の中の一本道をひたすら走り続ける.
数分後に坂道をのぼりつめると,道路の端に「能代山本老人福祉総合エリア」の看板が目に入る.この小高い丘が能代山本老人福祉総合エリアと名付けられ,保健福祉施設が設置された地域である.このエリアにはそれぞれ設置主体は異なるが,道路の右手には能代市山本郡医師会立能代山本医師会病院,当老人保健施設,能代市保健センターがあり,左手に能代山本広域市町村圏組合特別養護老人ホーム長寿園,高齢者交流センターおとも苑がある(表).
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