調査報告
北九州市における肝硬変死亡の疫学的考察
園田 真人
1,2
,
長岡 利方
3
,
諸富 昌輝
4
,
甲斐 敏弘
5
,
松浦 公一
6
,
原口 直
7
,
岩隈 喜代子
8
Makoto SONODA
1,2
,
Toshikata NAGAOKA
3
,
Masateru MOROTOMI
4
,
Toshihiro KAI
5
,
Koichi MATSUURA
6
,
Nao HARAGUCHI
7
,
Kiyoko IWAKURA
8
1北九州市環境衛生研究所
2北九州市戸畑保健所
3門司保健所
4小倉北保健所
5若松保健所
6八幡東保健所
7小倉南保健所
8八幡西保健所
pp.199-204
発行日 1982年3月15日
Published Date 1982/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206495
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わが国の主要死亡の推移をみると1),第二次大戦以前は結核,肺炎および気管枝炎,胃腸炎,脳血管疾患,老衰の順位であるが,昭和26年は脳血管疾患,全結核,肺炎および気管枝炎,悪性新生物の順位を示し,昭和53年は脳血管疾患,悪性新生物,心疾患,肺炎および気管支炎と変化している.
45〜64歳の年齢層の死因別順位は2),昭和37年では脳血管疾患,悪性新生物,心疾患,結核の順位であるが,昭和54年では悪性新生物,脳血管疾患,心疾患,肝硬変という順位であり,肝硬変の増加が注目される.
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