追悼
追悼
橋本 正己
1
1国立公衆衛生院衛生行政学部
pp.147
発行日 1976年2月15日
Published Date 1976/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205143
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1月30日朝,ちょうど出かけようとしたとき,テレビのニュースが石垣純二氏の訃を報じた.病状が思わしくないことは承知していたが,これほど早く亡くなられるとは思っていなかったので大きなショックを受けた.一瞬在りし日の先生のことどもが脳裏をよぎって粛然とした思いに襲われた.
日本における医事評論の草分けとして残された足跡,そのヒューメンでラジカルな活動のかずかずはよく知られるとおりである.しばしば逆説的で明快な説得力のある論陣は、特に私ども公衆衛生にとりくむ者にとって,常に大きな励ましであり,愛の鞭でもあった.
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