根をおろす医師会活動
いわき市医師会・公害対策活動
目沢 秀元
1
1いわき市医師会
pp.568
発行日 1973年8月15日
Published Date 1973/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204711
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いわき市について 福島県大平洋沿岸の最南部を占め,昭和41年10月1日,平,内郷,常磐,磐城,勿来の5市,石城郡の4町4村および隣接双葉郡の1町1村が合併して誕生した.その面積は全国一,人口は東北第2位である.平は市役所所在地,常磐および内郷は鉱業地域,磐城および勿来は小名浜港をかなめとした化学,非金属工業を主体とする工業地帯であり,さらに沿岸の漁業,山間部の農林業ときわめてバラエティに富んだ広域都市である.
当地区は昭和39年3月郡山地区とともに,新産業都市に指定された.小名浜港を中心として,臨海工業地帯の開発の進行とともに亜硫酸ガス,粉塵等の大気汚染,河川・海水汚染,カドミュウム汚染およびPCB汚染等の公害が年とともに悪化しつつある.
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