事例 母子管理・2
実施成績と考按
東京都武蔵調布保健所
pp.414-420
発行日 1973年6月15日
Published Date 1973/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204681
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1.集団健診と経過観察健診
1)乳児健診
表1に示した3つの健診のうち,もっとも高い受診率(89%)を持つ.この理由の1つは,出生通知票(図1)を出したものにのみ通知しているためである.大方の保健所では人口動態の出生票から通知(図2)しているようであるが,これには住所の方書きや,団地の号棟番号の記入もれが多く,通知もどりが多くなり,また市役所経由のため入手迄に1月余の時間がかかる.出生通知票はこれらの欠点を補なう目的で,妊娠届の際,母子健康手帳と共に交付する官製ハガキであるが,提出率は70%と低い.残り30%には健診通知は行かないが,市の広報に健診日時を掲載してもらい,該当児は洩れなく受診するよう呼びかけている.そのためか,通知状戻りは3.3%と低く能率的である.
アンケート返信は21%と,未受診率より高いが,受診していながら出すものが多数あるためである.どの程度重複しているかは調べなかった.
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