原著
蔵王山麓僻地学童の栄養調査について
近 厚
1,2
,
安藤 敏幸
1,2
,
渋谷 美恵子
1
,
小室 ちよ子
1
,
相原 秀
1
,
佐久間 梅太郎
1
,
後藤 きい
1
,
飯村 洋子
1
1公立刈田綜合病院公衆衛生部
2公立刈田綜合病院小児科
pp.341-345
発行日 1963年6月15日
Published Date 1963/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202680
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公立病院の公衆衛生活動の一つとして蔵王山麓開拓地部落(白石市,福岡,不忘)の学童(白石市福岡小学校,不忘分校)について,栄養に関する調査を実施したのでその大要を述べる。
不忘部落の地理的環境は第1図のようである。白石市から自動車で約1時間の距離にあり,海抜530米,世帯数55,人口250で全て農業(酪農)に従事している。積雪の多い冬季は,外界との交通が杜絶することも屡々である。昭和25年満州からの引揚者が入植したもので,国庫補助を打切られている現在では,生活はかなり苦しいようである。
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