研究報告
20年後の男の結婚難
水島 治夫
1
1九州大学
pp.61-63
発行日 1955年8月15日
Published Date 1955/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201589
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I
近年女の結婚難がしきりに訴えられている。それは,いうまでもなく,戦争で多数の靑年を失つたのと,若い未亡人が多くできたためである。従つて初婚,再婚を欲する女に比し,その相手となるべき独身の男が著しく少い。1950年のCensusの資料により,年令階級別に独身(未婚,離別,死別)の男女の比を見ると第1表のようである。
但,男は年下の女と結婚する風習があるから,その年令差を便宣上5才として計算した。
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