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WHO理事国に選ばれて
山口 正義
1
1厚生省公衆衞生局
pp.44-46
発行日 1955年2月15日
Published Date 1955/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201532
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去る1月15日朝厚生省兒童局の高部母子衞生課長がKLM機で,そして同日夜茨城大学長東龍太郞博士がSAS機で,共に羽田からジユネーヴへ旅立たれた。去る1月18日から開れかたWHOの第15回執行理事会に,東博士は日本から選ばれた理事として,高部課長はその随員として出席するためである。
日本がWHO理事国に選ばれたのは,昨年5月ジユネーヴで開かれた第7回世界保健総会に於てであつて,同総会直後に開かれた第14回執行理事会には取り敢えず同総会への日本政府首席代表小沢厚生省統計調査部長が理事として出席されたが,その後国内に於て慎重に人選を行つた結果東博士を理事に推薦することとなり,所定の手続を了つたので,今回の同博士の渡欧となつたのである。
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