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學校における保健體育の缺陷と是正方策
川畑 愛義
1
1京大教養學部
pp.86-87
発行日 1951年8月15日
Published Date 1951/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200903
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終戰後教育の根本理念の確立により,從來の教育に對する本質的な革新が遂げられた。その中でも小學校より大學に至るまで,健康と體育を大課の必習科目として履修させることを義務づけたのは,最も大きな特性というべきであろう。
そもそも,教育は心身ともに健全にして,有能な社會人を育成することを,最高の目標としながら,從來の學校教育においては,知育偏重におちいり畫一的な形式主義と,巧利主義のもとにおいて,ともすれば,若い學從の健康は低下しょうとしていた。
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