座談会
十二指腸虫の全村駆除
石垣 純二
,
小泉 丹
1
,
小宮 義孝
2
,
七篠 小次郞
3
,
柳澤 利喜雄
3
,
相崎 徳次郞
4
,
片岡 千治
5
,
宮本 武衞
6
,
中澤 喜利
7
,
尾崎 吉助
8
1慶大
2豫研寄生虫部
3群大
4行田保健所
5農林省
6長野縣聴
7長野縣厚生
8小諸保健所
pp.23-27
発行日 1951年7月15日
Published Date 1951/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200876
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村長 一言御禮を申し上げます。協和村の寄生虫驅除を施行するにあたり,協和村はじまつて以來の名士の方が多敷お集まり下さいまして本日こうして御一緒に座談會を開催するということは,私どもにとつて實に千載一遇の機でございます。學校關係,婦人會,靑年團,その他の各種の團體の主だつた方にお出で頂きましてこうして,開催するわけでありますが,これについて小宮先生七條先生,石垣先生,その他,澤山の先生がたにいろいろとお話を頂くと共に,私どもの協和村の者としては寄生虫驅除についての知識を本日心からお伺いしそ,村に歸つてから指導できるようにしたいと思つております。それではこれから座談會にうつりたいと思います。
尾崎 地元の保健所長として一言お禮を申し上げます本日は柳澤(利喜雄)博士の御指導によつて,このように盛大な會をひちくことができましたことをありがたく感謝いたしております。實は先頃來,新聞で御代田村が大分やかましく騷がれ,お蔭で小諸の保健所長としでの私も天下に名を騷がせることができましたが…(笑聲)今度は「泥棒に追錢」ではなくて,實のある収穫をうることと,その豫防に先鞭をつけることができましたことをうれしく思つております。しかもこの度はわざわざ東京から寄生虫については相當なる先生がたがお出でになつて下さり,啓蒙して下さることは何とも,お禮の仕樣もございません。
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