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社會事業に關する術語解説二・三
早崎 八洲
pp.96-97
発行日 1950年8月15日
Published Date 1950/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200702
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- 文献概要
1.社會事業の分野に普通でいう意味での術語が多く現われたのは,1915年以後,特に1920年以後である。その頃から社會事業が專門的形態と内容とをもつてきだしたからである。その大きな理由はケイス・ワークが發達して,ケイス・ワーカーが輩出し,協會を結成して教養水準を高めることに努めたからである。
元來社會事業は人々の勝手な施與から始まつたので,普通の言葉で表現されたものが多く,現在でも他の科學やその應用の技術分野に比べて特別な社會事業分野固有の術語は少い。古い時代の醫學や司法等と似た所が多い。
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