資料及論述
乳幼兒死亡の概況(其の一)
瀬木 三雄
1
1厚生省兒童局母子衞生課
pp.72-81
発行日 1947年7月25日
Published Date 1947/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200155
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我國乳幼兒死亡率の推移と乳幼兒死亡率の意義
出生100に對する乳兒死亡率は,明治32年以降大正13年迄15以上(但し明治34年14.99)であるが,最高を示した大正7年の18.86を頂上として以後低下の傾向を示し,昭和15年始めて10を割り9.00に低下し,16年8.41,17年8.55,18年8.66となつた。昭和10年以降18年迄の出生數,乳兒死亡數及率其他人口動態に關する緒數字を第1表に示す。
乳兒死亡率を市部及郡部別にみると,昭和2年以前は市部に高く,3年以後は郡部に高い。郡部の乳兒死亡率の低下は市部に較べて緩慢である。
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