連載 世界の健康被害・7
“風下に生きる”ということ
鎌仲 ひとみ
1,2
1多摩美術大学
2国際基督教大学
pp.572-573
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102168
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原発震災以後
東京電力福島第一原子力発電所の事故は,2か月をとうに過ぎても収束する気配すらない(5月26日現在).様々な技術的な困難が立ちはだかっており,収束どころか,事態は悪化しているように見える.
世界で類を見ない原発事故が現在進行形で放射性物質を日々放出し続けているので,これまで私たちが体験したことのない事態が次々と出現している.日本社会はこの原発震災で,今も揺れ続けている.
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