特集 地球温暖化対策―京都の約束
地球温暖化対策としての森林管理の意義と課題
松本 光朗
1
1森林総合研究所温暖化対応推進拠点温暖化対応推進室
pp.956-960
発行日 2008年12月15日
Published Date 2008/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101457
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2007年に発表された，気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による第4次評価報告書(以下，AR4と略)は，地球温暖化の現状を詳細に記述し，その原因を人為的な温室効果ガスによるものであるとほぼ断定した．同時に，AR4は温暖化の影響やその緩和策について部門別に議論しており，森林の位置づけやその管理の重要性についても明らかにしている．
本稿では，AR4を踏まえ，地球温暖化における森林の位置づけや役割を解説し，森林管理の意義と課題を議論したい．
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