特集 これってホント? 母乳のウワサとエビデンス
インターネットと生成AIの利用から見る現代の母親の授乳に対する意識
井田 歩美
1
1摂南大学看護学部看護学科
pp.124-130
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134781680800020124
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現代女性にとってSNSとは
Social Networking Service(以下,SNS)とは,インターネット上で,登録者同士が情報を発信,共有,交流できるもので,わが国のSNS利用者数は2028年には1億1360万人に増加すると予測され,あらゆる年代におけるコミュニケーション手段へと変化しています。代表的なサービスは,X(旧Twitter),Facebook,Instagram,LINEオープンチャット,TikTokなどです1)。
末子妊娠中〜1歳の子をもつ母親約500名を対象にした民間調査によると,妊娠・出産・子育てに関する情報源として最も重視しているのは,「SNS上の口コミ」で62.3%が「重視する」と回答し,次いで,「ネット情報(子育て情報サイトなど)」48.7%,「友人・知人・家族の口コミ」48.0%,「公式サイト・アカウント(企業ページ)」45.6%2)と続きます[図1]。最も利用しているサービスは「Instagram」が68.7%と最も多く,「YouTube」「X」「TikTok」と続いていますが,SNSを併用する「二刀流・三刀流」が目立ちます[図2]3)。「どれも利用していない」は3.1%でした。このように,デジタルネイティブ世代*1の含まれる現代の母親の多くは,SNSを,各々の特徴を活かし,検索エンジン(Googleなど)による基礎情報と補完し合うものとして,即時性,アクセスの容易さを有することで,日常的に利用しています。

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