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編集後記
太田 啓明
pp.158
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134467030310020158
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本号(第31巻2号)には,中島清一先生(大阪大学次世代内視鏡治療学)による総説「医工連携と手術機器開発〜イノベーション・プロデューサーの役割〜」をはじめ,症例報告6篇,私の工夫1篇,短報1篇,Video Articles 1篇を掲載しました.症例報告は,稀少例の提示にとどまらず,意思決定の背景や工夫,リスク回避の実際を共有できる貴重な学びの場です.手技の工夫,短報,動画も含め,日々の内視鏡外科診療を見直し,技術と安全をアップデートできるよう,編集委員一同で丁寧に編集しております.
さて近年,病院経営の厳しさを実感する機会が増えました.物価・人件費の上昇に加え,腹腔鏡・ロボット手術ではディスポーザブル製品の比率が高く,ロボット手術機器も高額化しています.こうした状況の中で,今回の診療報酬改定では引き上げが図られたものの,手術医療の現場では「コストを意識しないと,努力に見合う余力が残りにくい」という感覚もあります.医療の質と安全を守りつつ,適正な資源配分をどう実現するかは,外科系診療科に共通する課題ではないでしょうか.

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