特集 知識と根拠を添えて! もっと、おもいやりに基づく在宅スキンケア
悩ましいスキントラブル・創傷のケアにアナザーチョイス!
—【ケース❾】—スキン-テア発生! 皮弁はどうする?
岡部 美保
1
1在宅創傷スキンケアステーション
pp.135-139
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450310020135
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私のアセスメント
皮膚のアセスメント
スキン-テアは、主に高齢者に発生する皮膚損傷で、摩擦やずれによって皮膚が裂けて生じる真皮深層までの損傷です。スキン-テア保有者は、75歳以上の後期高齢者、日常生活自立度ランクC2、両上肢に多く見られるという特徴があります。発症しやすい皮膚には、スキン-テアの既往がある、乾燥している、浮腫がある、紫斑がある、ティッシュペーパーのように白くかさかさしていて薄い状態にあるなど、菲薄化した脆弱さがあります。
在宅で要介護状態にある療養者は、療養生活のケアを家族や他者に委ねることが多くなります。スキン-テアは、医療的ケアや療養生活の中で生じる摩擦やずれによって発生し、強い痛みを伴い、治りにくく再発しやすいという特徴もあります。療養者の一番近くで毎日介護する家族にとって、スキン-テアに苦しむ家族の姿を見ることや、その介護は痛々しく悲しいものです。スキン-テアの予防には、日頃から発生リスクをアセスメントし、療養者本人の行動や、毎日の生活の場面で生じる摩擦やずれなどの療養状況を確認することも大切です。

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