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増大号特集 あなたの整形外科診療が変わる 差がつく画像診断技術—単純X線からAIまで
2章 各論
手・手関節
Hand, Wrist
橘川 薫
1
Kaoru KITSUKAWA
1
1千葉大学医学部附属病院画像診断センター
1Comprehensive Radiology Center, Chiba University Hospital
pp.526-532
発行日 2025年5月25日
Published Date 2025/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.055704330600050526
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●単純X線写真は欠かせない.CT,MRI検査に先立って行われることが望ましく,検査範囲の決定など検査計画を立てるためにも重要である.
●手根骨骨折,関節内骨折の評価にはCTが必要になることが多い.観察しやすい断面で作成されたmultiplanar reformation(MPR),volume rendering(VR)画像でも観察する.
●MRIはX線検査でわかりにくい骨折,骨髄浮腫,軟部腫瘤,神経障害などの評価に優れる.検査対象となる構造物,臨床的に疑われている疾患を依頼票に記載する.症例によってはMRI検査室,放射線科医と事前に検討することが検査の成否に関わる.

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