今月の特集2 臨床検査と社会
扉
涌井 昌俊
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1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
pp.561
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700050561
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医学・医療を支えるアキレス腱である臨床検査にはさまざまな分野や立場の人々が関わりますが,最終的な主役は「検査を受ける人」,すなわち病気と闘う患者や健診・ドックの被検者です.検査を受ける人たちのために,「検査で何ができるのか」「検査で何をしたいのか」「検査で何をするべきなのか」を問い続けることが臨床検査の発展につながると考えます.その問いに対する答えを見つけるには,臨床検査と社会の関係性を意識しながら学際的な視野に立つ議論が必要となります.既存の検査の発展的維持,そして新規に開発された検査の医療実装化には,医学的側面と医療経済的側面の両面を踏まえた最適化の発想が求められるはずです.
本特集では「臨床検査と社会」というテーマのもとで,種々の分野や立場を代表する第一線の方々に解説と論述をいただきました.超高齢社会の医療における臨床検査の進化を,社会の視点から見据える一助となれば幸いです.

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