今月の特集 エキスパートから学ぶ—臨床から求められる超音波検査
扉
藤崎 純
1
1東邦大学医療センター大橋病院臨床生理機能検査部
pp.613
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690060613
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昨今,超音波検査の需要が高まり,それに伴い従事者には広範な知識や診断能力が求められています.超音波検査は臨床からの依頼に基づいて実施されますが,その目的を正しく理解することが重要です.臨床の要望に応じるためには,検査の目的を把握し,疑われる疾患を考慮しながら適切な手順で検査を進めることが求められます.
本特集では,エキスパートの先生方にご協力いただき,広範な領域における代表的な検査オーダーに対して,主訴や患者背景,ラボデータの異常を踏まえ,どの疾患を疑い,どの部分に注視して検査を進めるべきかを解説いただきました.検査時に頭の中で描くストーリーやアプローチの仕方,想定される疾患,評価すべき観察ポイントについても詳述しています.
臨床検査技師や医師にとって,実践的かつ有用なリソースとなることを目指しています.

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