Japanese
English
特集 肩と肘を極める
中高年に多い肩関節の病態とその対策
Shoulder disorders common in middle-aged and older adults: pathophysiology and management strategies
内藤 昌志
1
Masashi Naito
1
1国立病院機構相模原病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, NHO Sagamihara National Hospital
キーワード:
腱板断裂
,
肩関節周囲炎
,
凍結肩
,
リバース型人工肩関節置換術
Keyword:
腱板断裂
,
肩関節周囲炎
,
凍結肩
,
リバース型人工肩関節置換術
pp.247-254
発行日 2026年3月10日
Published Date 2026/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698220540030247
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厚生労働省による2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況1)によると,国民の有訴者率上位5症状は,男性では腰痛,肩こり,頻尿,手足の関節痛,鼻づまり・鼻汁,女性では腰痛,肩こり,手足の関節痛,目のかすみ,頭痛の順となっている.肩こりは頸椎を含む肩甲帯周囲の問題であることが多く,肩関節疾患に含めることには異論があるかもしれないが,肩関節が国民の関心の高い領域であることは想像がつく.総務省の人口推計2)では,2024年の日本の総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は29.3%であり,今後もこの割合は増加し続け,2070年には38.7%に達すると推計されている.この未曾有の超高齢社会において健康寿命の延伸が叫ばれているが,本稿では中高年に生じやすい肩関節疾患について,その病態と治療法を述べる.

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