特集 日常診療で出合う筋骨格疾患—脳神経内科と整形外科からのアプローチ
【頸部〜上肢の病態】
❶肩の疼痛
吉村 眞
1
,
下山 勝仁
2
,
梶原 大輔
3
1千葉県総合救急災害医療センター
2きせがわ病院 リハビリテーション科
3沼津市立病院 整形外科
キーワード:
頸椎症性神経根症
,
腱板断裂
,
凍結肩
,
インピンジメント症候群
,
腱板断裂性肩関節症
Keyword:
頸椎症性神経根症
,
腱板断裂
,
凍結肩
,
インピンジメント症候群
,
腱板断裂性肩関節症
pp.145-149
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204660
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Point
●頸椎由来の痛みを除外すること。
➡Jacksonテスト/Spurlingテストは陰性か? 頸部可動で肩痛が増悪しないか? 肘関節屈曲動作、手関節回外動作はできるか?
●X線写真を必ず撮像して特徴的な疾患(骨折、感染や腫瘍、石灰沈着性腱板炎など)を除外すること。
●身体所見からよくある疾患を推測すること。腱板断裂や凍結肩の可能性は? 肩峰下インピンジメント症候群の合併は?
➡保存加療で改善しなければ、早めに専門医へ紹介を。
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