特集 過活動膀胱(OAB)を科学する—疫学・診断・治療の最前線
〈実臨床における効果的なOAB治療をめざして〉
患者満足度を高める過活動膀胱診療の実践に向けて
松尾 朋博
1
,
今村 亮一
1
1長崎大学病院 泌尿器科・腎移植外科
キーワード:
過活動膀胱
,
OAB
,
コミュニケーション
,
共同意思決定
,
SDM
Keyword:
過活動膀胱
,
OAB
,
コミュニケーション
,
共同意思決定
,
SDM
pp.1142-1146
発行日 2025年12月20日
Published Date 2025/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790131142
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・過活動膀胱診療では,医師—患者間の良好なコミュニケーションが治療効果とその継続に大きく影響する.
・共同意思決定(SDM)を外来で実現するためには,短時間で実行可能な3段階モデル(Team talk→Option talk→Decision talk)が有効である.
・薬理効果に加え,診療環境や信頼関係の適切な整備によって,患者の生活の質の向上につながる.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

