連載 アーキテクチャー×マネジメント・136
東京かつしか赤十字母子医療センター
李 庠沃
1
,
香取 美緒
2
1株式会社日建設計 企画開発部門プロジェクトマネジメントグループ太田プロジェクトマネジメント部
2株式会社日建設計 設計部門設計グループ田上設計部
pp.330-335
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523770850050330
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■はじめに
東京の下町である葛飾区立石で1953年に開院して以来,60年以上にわたり地域の周産期医療を支えてきた葛飾赤十字産院は,地域に開かれた周産期医療の中核病院を目指し,2021年6月に「東京かつしか赤十字母子医療センター」へ名称を変更し,移転・新築した(図1,2).
敷地は旧葛飾区立新宿図書センターの跡地であることから,病院の1階に区立図書館を併設し,地域に開かれ,下町ならではの親しみを感じられる病院となるよう工夫した計画である.2015年に基本構想を策定してから開院まで約6年を要し,さらに開院から5年が経過した現在も,病院は計画当時の想定のとおり運用されながら,成長を続けている.
本稿では,医療従事者と設計者が協働しながら進めた計画プロセスと新病院の特徴を紹介する.

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