特集 『脳』の診察力に自信がつく・効率が上がる“あの一手”
領域アドバイス
Neurology のトランジション:てんかんの成人移行支援
井上 岳司
1,2
1大阪市立総合医療センター小児青年てんかん診療センター
2大阪市立総合医療センター小児脳神経・言語療法内科
キーワード:
てんかん
,
移行期医療
,
トランジション
,
成人移行支援
,
医療的ケア
Keyword:
てんかん
,
移行期医療
,
トランジション
,
成人移行支援
,
医療的ケア
pp.1095-1099
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630071095
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Point
◎小児期発症の神経系疾患では,成人期到達例が増え,医療に加えて健康・福祉を含む「成人移行支援」の体制整備が重要である.
◎小児期発症てんかんでは,15〜30歳台のadolescent and young adult(AYA)世代を中心に計画的な移行支援が求められる.
◎移行様式は,①成人診療科へ完全移行,②小児・成人診療科の並診,③小児診療科継続の3つに大別され,症例に応じた選択と調整が必要である.
◎①では,病気に対する理解,運転,妊娠・出産などの支援が鍵となり,断薬は社会的制約の少ない小児期に検討することが望ましい.
◎②③では,併存症や医療的ケアなど情報共有を図り,訪問診療医を含む多職種連携で支援する.

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