特集 『脳』の診察力に自信がつく・効率が上がる“あの一手”
しびれ
しびれの基本と整形外科疾患との鑑別
村松 良子
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学
キーワード:
しびれ
,
末梢神経
,
神経根
,
手根管症候群
,
頸椎症
Keyword:
しびれ
,
末梢神経
,
神経根
,
手根管症候群
,
頸椎症
pp.1022-1028
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630071022
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Point
◎「しびれ」は感覚低下や異常感覚など多義的であり,問診と診察での分解が必須である.客観的な感覚低下は解剖学的病変と一致しやすく,主観的な異常感覚との区別が,正確な病巣診断を進めるうえで重要となる.
◎しびれの分布を機能解剖に照らし,末梢神経,神経根,脊髄の各障害を鑑別する.特に左右対称性やレベル,運動・膀胱直腸障害などの随伴症状,姿勢による増悪・軽快といった経過の確認が病態把握のために不可欠である.
◎上下肢のしびれは手根管症候群や頸椎症,腰椎疾患などの疾患を念頭に,部位・分布や誘因をみることで整形外科疾患と神経内科的疾患の体系的な鑑別を行う.

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