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特集 糖尿病医療学の時代—糖尿病患者のこころを支える
糖尿病医療学とは—その概念の成立過程と実践
石井 均
1
1奈良県立医科大学糖尿病学講座
キーワード:
糖尿病医療学
,
臨床心理学
,
認知行動療法
Keyword:
糖尿病医療学
,
臨床心理学
,
認知行動療法
pp.327-332
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200128
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POINT
・糖尿病臨床の場では,科学としての糖尿病学では扱えない問題がある.それらは,患者の心理的問題や社会的問題が関わっている.
・これらの問題に対処していくためには,従来の医学的アプローチとは異なる方法が必要となる.すなわち,病気としての糖尿病だけではなく,糖尿病をもつ人に関わっていくことが必要である.
・心と行動の問題に関しては,いろいろな理論や方法論がある.それらを学ぶことには意味がある.しかし,方法に使われない(方法を主体にさせない)ことが重要であり,目の前の患者さんに合わせて,その展開につきあう時間と関係が求められる.
・この領域を糖尿病医療学と呼ぶ.そのベースは患者-医療者の人間関係である.信頼関係を基礎として,その人の人生を視野に入れ,患者の価値観を尊重し,より広い視点に立ったアウトカムを患者とともに考える.

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