Japanese
English
臨床医からの質問に答える
気管支ブラシ擦過細胞診・針洗浄液のROSE後の遺伝子検査はできますか?
花山 直美
1
1聖マリアンナ医科大学病院臨床病理診断技術部
pp.716-719
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540070716
- 有料閲覧
PPV購入案内
2,200円 (2,000円+税10%) こちらは、716ページから719ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
「肺がんコンパクトパネル® Dxマルチコンパニオン診断システム」(以下,肺がんコンパクトパネルまたはCP)を導入することで,気管支ブラシ擦過細胞診・針洗浄液の迅速細胞診断(rapid on-site evaluation:ROSE)後の遺伝子検査が可能になります1-3).
肺がん治療において,分子標的薬の適応を決定するために,迅速かつ正確な遺伝子検査が不可欠です.従来は,気管支鏡下生検や針吸引で得た生検組織をホルマリン固定し,パラフィン包埋後に未染スライドを用いて遺伝子検査(例:オンコマインTMDx Target TestマルチCDxシステムまたはAmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネル)を行うため,出検するまでに数日を要します.また,これらの検査は組織検体が対象のため,細胞診検体しか採取できない場合や,採取した組織中の腫瘍細胞比率が低い場合は偽陰性となることもあり,適切な治療薬が患者に投与できなくなる恐れがあります.
これに対し,非小細胞肺がんに特化したCPの導入により,細胞診検体で検査が可能となり,気管支ブラシ擦過細胞診や針吸引後の洗浄液を用いてROSEを施行し,すぐに遺伝子検査に提出できるようになりました.従来法に比べて,検体提出までのステップが大幅に減少し,検出感度も高く,早期治療開始が期待されます.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

