巻頭座談会 Round-Table Discussion
RSウイルス関連小児期重症下気道感染症のUpdate
佐地 勉
1
,
堤 裕幸
2
,
細矢 光亮
3
,
吉原 重美
4
1東邦大学医学部名誉教授・同 心血管病研究先端統合講座教授
2札幌医科大学医学部小児科学講座教授
3福島県立医科大学医学部小児科学教授
4獨協医科大学医学部小児科学講座主任教授
pp.8-16
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.09.01_0008-0016
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RSウイルス感染症は,早産児をはじめとするハイリスク児では重症の下気道感染症を惹起し,時に入院加療が必要となる。この20数年間でRSウイルス感染症の診療現場ではさまざまな変化がみられたが,なかでも迅速診断法の導入とRSウイルス感染症の重症化を予防するモノクローナル抗体パリビズマブの開発・導入はわが国の周産期および小児の呼吸器感染症の診療環境を大きく進展させた。そこで本座談会では「RSウイルス関連小児期重症下気道感染症のUpdate」と題し,RSウイルス感染症の疫学から病態,検査,確定診断,治療まで幅広いテーマに関して最新知見をご紹介いただいた。
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