特集 がんに強くなる! 素朴な疑問から最新のエビデンスまでドクター勝俣ががん外来診療まるっと答えます
3章 がんの診断・治療
1 どんな症状があったらがんを疑ったらよいのでしょうか?
和田 啓太郎
1
,
瀬戸 雅美
2
1湘南鎌倉総合病院腫瘍内科
2湘南鎌倉総合病院総合診療科
pp.90-96
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001730
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疑問に答えます!
1 がんを疑った際には,体重減少や食欲低下などの症状に加え,喫煙歴や飲酒歴,家族歴を確認することが重要である.さらに,過去の治療歴や職業歴,ウィルス感染歴を把握する必要がある.
2 がんの症状は臓器ごとに異なる.肺では咳や血痰,胃では吐血,体重減少などがあげられる.症状が持続する際はがんを疑うが,症状出現時にはすでにがんが進行していることが多く,生活習慣の改善や定期健診が早期発見に重要である.
3 がんは腫瘍そのもの以外に,ホルモン異常や免疫反応などにより,随伴症状を来す.肺小細胞がんの抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)や皮膚筋炎などが代表例である.これらの症状を認めたときはがんの精査が重要である.

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