特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第VI章 ポストコロナ時代の感染予防
4 成人で必要なワクチン接種
多屋 馨子
1
1神奈川県衛生研究所
pp.354-358
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000193
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Summary
1.1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性で風疹抗体価が低い場合は,風疹第5期定期接種を受ける.
2.麻疹に未罹患で,1歳以上で2回の麻疹含有ワクチンの接種を受けていない場合は,ポストコロナで国内外の人の移動が復活する前に必要回数である2回のワクチン接種を完了しておく.
3.定期接種(B類疾病)として受けられるインフルエンザワクチン,23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)の接種を忘れないようにする.
4.2022年9月時点では2022~2023年シーズンは新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が危惧されていることから,流行前の接種を検討する.
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