特集 脳卒中:内科医が知っておくべき最新診療
脳卒中急性期治療 高血圧性脳出血
堀口 崇
1
1慶應義塾大学 医学部脳神経外科学教室
キーワード:
開頭術
,
降圧剤
,
高血圧性脳出血
,
神経内視鏡法
Keyword:
Craniotomy
,
Antihypertensive Agents
,
Intracranial Hemorrhage, Hypertensive
,
Neuroendoscopy
pp.651-654
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021216713
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<Headline>1 高血圧性脳出血急性期においては、可能な限り早期に収縮期血圧を140mmHg未満に低下させ、7日間維持することが推奨される。2 降圧薬としてカルシウム拮抗薬あるいは硝酸薬の微量点滴静注が勧められる。3 高血圧性脳出血に対して外科的治療が推奨される条件は限定されており、また、有効性に関するエビデンスは乏しい。4 近年普及している神経内視鏡的血腫除去術のエビデンス蓄積が待たれる。
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