特集 内科外来でみる急性腹症診療:見落とさないコツ
診療のすすめかた 急性腹症症例に対する問診と身体診察のポイント
矢島 知治
1
1杏林大学 医学部医学教育学
キーワード:
急性腹症
,
虚血
,
鑑別診断
,
打診
,
腸疾患
,
聴診
,
病歴聴取
,
理学的検査
,
視診
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Ischemia
,
Abdomen, Acute
,
Physical Examination
,
Percussion
,
Intestinal Diseases
,
Medical History Taking
,
Auscultation
pp.10-16
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021107060
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<Headline>1 腹痛の問診では、発症日時と発症様式を併せたオンセットと、その後の推移を愚直に聴取することが重要である。2 視診を丁寧にするだけで診断がつく重要な疾患がいくつもある。3 打診は肝臓の大きさの評価だけでなく、消化管穿孔および腹膜刺激徴候のスクリーニングに役立つ。4 腹膜刺激徴候は、問診、打診、触診を駆使して判定する。
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