特集 小児科医の将来を考える-あなたは10年後のあなたと向き合えますか-
どんな小児科医になりたい? 地域医療では?
島津 智之
1
1国立病院機構熊本再春医療センター 小児科
キーワード:
発達障害
,
小児保健医療サービス
,
地域社会ネットワーク
,
在宅医療
,
不登校
,
多部門連携
Keyword:
Community Networks
,
Developmental Disabilities
,
Intersectoral Collaboration
,
Child Health Services
,
Phobic Disorders
pp.997-1001
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020328040
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●近年、在宅医療を必要とする児など、基礎疾患をもつ児の急性増悪入院は増加している。●外来診療においても、不登校や発達障害などの相談が増えており、医療者だけでは対応が難しいと感じる際に、多職種による連携や地域のネットワーク形成が必要と感じている。●病院による診療だけでは対応が難しいケースに、これまで筆者自身が培ってきたNPO法人などの社会資源を活用したロールモデルを提案したい。●今後さらに複雑化・多様化する子どもたちの問題に真摯に向き合うためには、小児科医自身が地域に出向き、地域社会の問題と向き合う必要性を感じている。
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