厚生行政ウォッチング
《2024.2.15~2024.3.15》
株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン Gem Med編集部
pp.98-99
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001461
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医療・看護
2月15日➡厚生労働省は「医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ」(第3回)を開催。医療・介護などの公的データベース(NDB★1や介護DBなど)を、より生データに近い形で本人特定を不可能にして(仮名化情報にして)、それらを連結解析することで、新たな治療法の開発や効果的な疾病対策につながると期待されている。本ワーキンググループでは、公的データベースで仮名化情報を利用・提供するに当たって、患者・国民の理解を得るための基本的な考え方や論点を固めた。今後、個別論点ごとに具体的な方向を探る議論を重ねていく。➡日本医療機能評価機構は「医療安全情報No.207」を公表。ACE阻害薬服用患者に禁忌である血液浄化器を使用し、患者がショック状態に陥ってしまった事故が散発している。これを受け、血液浄化器による治療を開始する前(特に初回時)に、患者がACE阻害薬を服用していないか確認する仕組みをつくることと、服用患者に血液浄化器について情報共有を行うことを提言した。
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