【連載】患者の望む在宅医療を実現する退院支援「PASセルフケアセラピィ」の活用(1)
最新セルフケアプログラム① 欲求に基づくセルフケア
宇佐美 しおり
1,2,3
1株式会社ソラヒロ訪問看護ステーションそらひろ 管理者
2セルフケア実践教育研究所 代表
3精神看護専門看護師
pp.82-85
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001247
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厚生労働省の2023年度の調査によると、平均在院日数は一般病床で15.5日、精神科病床では264.5日1)となり、諸外国に比べると長いものの、在宅療養が少しずつ推進されてきました。一方で、医療における社会的課題として、高齢者人口の増加、医師不足、医療者の地域偏在などが挙げられており2)、増える高齢者への医療や認知症への対応、医師の過重労働の解消に向けたタスクシフト、さらにタスクシフトに伴う看護の専門性の強化などが必要となっています。また、訪問看護においては、緊急訪問看護加算や特別管理加算などの算定数が増え、国民の訪問看護への医療ニーズが高まっています。
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