厚生行政ウォッチング
《2022.2.16~2022.3.15》
柳屋 有里
1
1ライター・看護師
pp.102-103
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
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- 文献概要
医療・看護
2月16日➡厚生労働省は「医師の働き方改革の推進に関する検討会勤務医に対する情報発信に関する作業部会」(第4回)を開催。2024年度から医師に対する時間外労働の上限規制が開始されることを受け、勤務医に対して制度内容等に関する情報発信の必要性を指摘。医師の働き方改革に関する解説コンテンツ作成において、項目ごとに基礎編・詳細編に整理することや、医療機関内の関係者が情報の周知を行う際の負担軽減のため、素材となるスライド集やスライドを基にしたeラーニング教材等のコンテンツを作成することが提案された。➡財務省は「財政制度等審議会財政制度分科会」を開催。財政制度等審議会「令和4年度予算の編成等に関する建議」の令和4年度予算等への反映状況について整理した。令和4年度診療報酬改定に対しては、看護の処遇改善と不妊治療の保険適用を実現したほか、通院負担の軽減につながるリフィル処方箋の導入等を行い、改定率0.43%(国費292億円)とし、国民の保険料負担を抑制。薬価等では市場実勢価格を反映する等により▲1.37%(国費▲1570億円)となったことを示した。➡厚労省は都道府県に「令和3年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(医療分)に関するQ & A(第16版)について」を通知。新型コロナワクチンの職域追加接種会場で、1、2回目の職域接種も併せて行ってよいこと、1、2回目の接種においても、要件を満たした接種会場であれば、1500円×接種回数を上限とした実費補助の対象となること等を解説した。
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