基礎から学ぶ 生化学検査の反応タイムコースモニタ解析法
酵素検査での異常高活性血清における偽低値 ASTの例
松下 誠
1
1群馬パース大学 医療技術学部検査技術学科
キーワード:
Aspartate Aminotransferases
,
肝機能検査
,
偽陰性反応
,
血液化学分析
,
病院検査室
,
検体取り扱い法
,
自動分析
,
診断用試薬キット
,
時間因子
,
診断用機器
,
臨床検査技師
Keyword:
Time Factors
,
Medical Laboratory Personnel
,
Autoanalysis
,
Diagnostic Equipment
,
False Negative Reactions
,
Aspartate Aminotransferases
,
Blood Chemical Analysis
,
Laboratories, Hospital
,
Liver Function Tests
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Specimen Handling
pp.1185-1192
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2024033651
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◆生化学検査の反応タイムコースモニタを解析するためには,(1)吸光度測定の基礎と理論,(2)検査法の原理や装置の分析条件,(3)事例と検査データの評価,の3種の異なる視点が必要となる.◆酵素検査では,異常高活性血清を対象とした際,基質量や補酵素量の不足に伴って偽低値に測定される事例がある.このような事例では,第2試薬分注後における主波長での急激な吸光度変化が起こっていることを,反応タイムコースモニタによって確認することが大切となる.
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