特集 今日から役立つ 形態学的検査,がんゲノム検査の検体取り扱い
(1章)病理 電子顕微鏡
矢野 哲也
1
1埼玉県立大学 保健医療福祉学部健康開発学科検査技術科学専攻
キーワード:
エポキシレジン
,
顕微鏡切片作成法
,
組織固定
,
組織包埋
,
透過型電子顕微鏡検査法
Keyword:
Tissue Embedding
,
Tissue Fixation
,
Epoxy Resins
,
Microtomy
,
Microscopy, Electron, Transmission
pp.1485-1491
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023122100
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<point>◆なるべく早く冷蔵庫(4℃)での固定を開始し,アーチファクトの少ない切り出しを心がける.◆脱水初期では,4℃で徐々にアルコール濃度を上昇させる.置換剤はQY-1が扱いやすい.サンプルの方向性が必要な場合,シリコン製の包埋板を使用する.◆ダイアモンドナイフの摩耗を極力避け,刃の親水性を保つ.グリッド(メッシュ)の親水化により,きれいな切片の回収効率が向上する.
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