特集 次なるパンデミックに備えて~コロナ禍を経験して~
COVID-19と臨床検査
笠原 敬
1
1奈良県立医科大学感染症センター
キーワード:
PCR法
,
偽陰性反応
,
検体取り扱い法
,
院内感染
,
専門職間人間関係
,
感染予防管理
,
パンデミック
,
COVID-19
,
COVID-19検査
Keyword:
Infection Control
,
Polymerase Chain Reaction
,
Cross Infection
,
False Negative Reactions
,
Interprofessional Relations
,
COVID-19 Testing
,
COVID-19
,
Specimen Handling
,
Pandemics
pp.10-13
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022073284
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コロナ禍で「検査」に大きな注目と期待が集まった。これほど短期間にPCR検査が広く行われる体制が整備されたのは驚きであったが、それは逆にコロナ禍以前にそれを可能にする準備が行われてきたことの表れでもあった。一方で、検査を行う対象や検査結果の解釈、結果に基づく対応など、議論が混乱する場面も多くあった。今後臨床検査が正しく活用されるためには、これら起きたことを正しく振り返り検証することが重要である。検査の適正使用について、足を引っ張り合うのではなく、建設的に議論していくことが望まれる。
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