特集 外注施設でも知っておきたい ホルター心電図の見方
おさえておきたいコツと注意点 解析・レポート作成
柴田 正慶
1
,
春木 康伸
1心電図研修所
キーワード:
長時間心電図
,
心拍数
,
期外収縮-心室性
Keyword:
Electrocardiography, Ambulatory
,
Ventricular Premature Complexes
,
Heart Rate
pp.451-461
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2021215473
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ホルター心電図の記録にノイズや拍抜けが多くあると解析精度が低下し、解析時間も極端に延長してしまうため、装着する際に(1)QRS波高がしっかり記録できる誘導の確認、(2)ノイズ混入が少なくなるように皮膚との抵抗を減らす努力をすることが大切である。ホルター解析を請け負う施設であっても、同じ施設のホルター心電図のノイズが常に多い傾向があるようであれば、指導者を派遣して装着指導を実施することなども考慮すべきである。また、体位で心電図波形が変化するため、記録開始直後に各体位(仰臥位、右側臥位、左側臥位、立位)の記録を行うことも大切である。本稿では、日本光電社製の長時間心電図解析装置DSCシリーズに準拠して解説するが、他の機種の詳細については各取扱説明書を参照していただきたい。
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