統計
急速進行型円形脱毛症患者の予後に関する統計学的解析
内山 真樹
1
,
江草 智津
,
保母 彩子
,
入澤 亮吉
,
山崎 正視
,
坪井 良治
1東京医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Steroids
,
抗炎症剤
,
喘息
,
脱毛症-円形
,
統計
,
経口投与
,
経皮投与
,
鼻アレルギー
,
皮膚炎-アトピー性
,
病巣内投与
,
発病年齢
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Alopecia Areata
,
Asthma
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Dermatitis, Atopic
,
Statistics as Topic
,
Steroids
,
Injections, Intralesional
,
Age of Onset
,
Rhinitis, Allergic
pp.391-396
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015207727
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円形脱毛症(以下,AA)は,もっとも頻度の高い後天性脱毛症であり,症例により種々の程度の脱毛を示す.AAの臨床的分類は,脱毛斑の数,形態,範囲から単発型,多発型,蛇行型,全頭型,汎発型に分類され,重症度分類では全被髪頭部に対する脱毛面積割合を用いて評価されている.AAの予後に影響する因子としては,発症時年齢,アトピー素因,自己免疫性疾患の合併,脱毛重症度などさまざまな報告があるが,その多くは単変量解析のみによるもので,予後を予測できる因子は明らかではない.そこで,われわれは当科を受診したAA患者, とくに頭部全体の広範囲に急速に脱毛を呈する急速進行型AA患者において予後予測因子を同定するために,多変量解析を用いて患者・治療背景とその予後について検討した.(「はじめに」より)
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